お城を取り戻せチャレンジ(2)
トレジャーハントへの気持ちを抑えきれないイーデンは、さっそくゴミ箱にアタック。
とりあえずの目的は、食べ物の取得だ。
結局なにも食べ物は得られなかった。
少なくとも、食べられる物は何も。
代わりに取得した大量のゴミをリサイクルする。
次に、ゴミ箱に飛び込んだせいで汚れた体をシャワーで洗い流す。
水音で膀胱も刺激されたのでトイレへ。
ゴミ箱飛び込みでストレスを感じたイーデンは、PCでゲームをやる。
このコミュニティは、避難してきたシムのために一応の生活はできるように整えてあるみたいだ。
きっとこのPCは情報収集のために置いてあるのだろうけど。
ゴミ箱から食べ物をGETできなかったイーデンは、冷蔵庫の中に入っていたサンドイッチを食べる。
誰かが用意してくれているサンドイッチはタダだけど、毎日それじゃ身体には良くないだろうな。
これはあくまでも非常食だから。
少しでも生活基盤を整えないといけない。
そこでイーデンは、プログラミングの練習を始めた。
お城にいた頃もPCは得意でよくやっていたので、これはイーデンに向いてたようだ。
簡単なプログラムなら組めるようになったので、サイドワークを始めてみる。
いくばくかのお金が振り込まれて、安堵する。
イーデンが暮らそうとしてるこの土地は、土地代は安いけれど水道光熱費がバカ高いのだ。
ざっと他の土地の10倍かかる。
その分、こうして無料であれこれ使えるコミュニティなどが整備されてるというワケだ。
ただしこの土地で暮らすからには、10倍のその光熱費を稼がないといけない。
疲れたイーデンはソファで仮眠をとる。
イーデンは節約のために、自分で料理してみることにした。
最初は簡単だとされているグリルドチーズから。
それでも料理なんてしたことないイーデンには、なかなか難易度が高い。
何とか出来上がったそれは、まぁまぁ美味しかった。
それに料理もけっこう楽しかった。
きっと練習すれば、ちゃんとした料理も作れるようになるだろう。
これまではモランがいつも隣にいてくれたので、寂しさなんて感じたことがなかったけれど、
そろそろ他のシムが恋しくなってきたようだ。
なので、手っ取り早くチャットしてみることにした。
ついでに他の土地の情報収集も兼ねてみようか。
他のシムが飼っているであろう昆虫だけど、食用昆虫をちゃっかり頂く。
まぁもともと貧しいシムへの施しを兼ねているんだろうけど。
疲れたイーデンは、またソファで仮眠する。
お金がないというのは、すべて自分の頭と身体でどうにかしないといけないことだらけだ。
きっと一生のうち、こんな経験をするのも悪いことではないんだろう。
そう言えば、パパとママは「若い頃は人が作ったBBQの食べ物をタダでもらっていた」と
言ってたっけ。
ということは、きっと今のイーデンと大して変わらない生活を送った経験があるということだ。
それがあんな城を構えるほどに成り上がったのだから、余計に尊敬できるな。
膀胱が限界なったイーデンはトイレに駆け込んだ。
目覚めのシャワーを浴びる。
お手入れができてないので、ちょっと肌がかさついてる気がする。
昆虫達からもらった食用コオロギで、コオロギポップコーンを作る。
香ばしくて美味しいけれど、これはごくたまにでいいかな(;^ω^)
タダなので、文句は言えないけど。
そろそろ身体がなまってきたイーデンはジムへ行くことに。
他のシムからの情報で、Oasis Springsにジムがあると知った。
ここも『悪魔の日』の激しい被害にあった土地だ。
ジムの器具もあちこちの瓦礫の中から広い集めてきたもののようだ。
ジムのあるところには、若いシムが集まる。
ここでイーデンは2人の友人ができた。
次に続く(下からどうぞ)
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