エイリアンテイクオーバーチャレンジ(15)

エイリアンテイクオーバーチャレンジ

エイリアンテイクオーバーチャレンジ(15)

ローリーからTELがきた。
ジョン(♂)が生まれたようだ。
(エイリアンの子供、61人目)

ローリーに最大のエイリアンパワーを使ってしまったので、自宅へ帰る。
ジムにいたら、また誰かを口説かなければならなくなってしまうからね。
たまには本の執筆の続きでもしておくか。

庭の植物も収穫しておこう。
エイリアンの子供ばかり実らせてるせいで、植物の実りに対して疎かになりがちだ。

集まった植物はジャムにする。
こうすれば長持ちもするし、植物の状態よりは高値で売れる。

それが済んで、エイリアンエネルギーの補充もできたらまたジムへ。
トレーニングしながら獲物を待つ。

ロペス・セレーネと知り合った。
彼女は確かウェアウルフの街に住んでいたハズだ。

猛獣たちの街に住めるノーマルシムなら、きっとアブナイことに興味津々だろう。
すぐさまハンターは、セレーネに危険な誘いをかける。
案の定、セレーネは好奇心を抑えきれなかったようだ。
ハンターはエイリアンであることを隠さず、むしろそれをアピールして誘惑する。

ウェアウルフと同じで、エイリアンも危険な匂いのする種族だ。
その種族と触れ合うというスリルがセレーネを興奮させる。
危ない相手との一時ほど、燃え上がる時間はそうそうない。
そして瞬時に燃え尽きて、大きなお腹のセレーネは慌てて帰る。

セレーネと別れた後、ローレント・グレタと知り合った。
彼女は、ウエディング業界の最大手と言われる家の娘だ。
これまで幸せそうなカップルを大勢見てきた彼女も、きっと自分もいつか…と想像しているだろう。

その願望にちょっとだけ火をつけてやる。
これが永遠のロマンスの始まりだと、エイリアンパワーで偽って。

セレーネからTELがきた。
コナー(♂)が生まれたようだ。
(エイリアンの子供、62人目)

さて、それじゃグレタとの永遠ではないロマンスに興じよう。
永遠のロマンスもいいけれど、一生の思い出になるようなロマンスならきっとそれを上回る。
そして大きなお腹のグレタがココから去る時、短いロマンスが終わった。

甘いロマンスもいいけれど、ハンターには後腐れなさそうな相手の方が有難い。
ちょうどそこへやって来た女性は、まさにハンターの願望を叶えてくれそうだ。
この街でホットな母娘と噂の一人、カリエンテ・ニーナ。
彼女は友人でもある。

グレタからTELがきた。
タカヒロ(♂)が生まれたようだ。
(エイリアンの子供、63人目)

ホットすぎる彼女を前にしては、ハンターも燃え上がらずにはいられない。
早々にキスして、友人の枠など飛び越えてしまう。

元々ホットな男が好みのニーナだ。
ハンターの超ホットな振舞いは、ニーナのお気に召したらしい。
二人でもつれ合いながらシャワーブースへ消えていく。
ホット同士なので、相性も抜群に良さそうだ。

終わった後、ニーナは大きなお腹で慌てて帰っていった。
きっと子供が生まれた後、相手がホットどころか冷酷なエイリアンだと気づくのだろう。

冷酷なエイリアン野郎なハンターは、すぐに次の相手をナンパする。
彼女はティンカー・オリーブ。

親が二人とも女性なので、オリーブは男性が相手だというのを新鮮に感じているようだ。
ならばと、ハンターはより男性的な口説き方をすることにした。

ニーナからTEL。
アダム(♂)が生まれたようだ。
(エイリアンの子供、64人目)

自分より大きな身体であるハンターのたくましい腕に包まれて、うっとりするオリーブ。
エイリアンパワーでの錯覚で、極上の安らぎに満たされる。
ただし、極上な時間などほんの束の間のことだ。
あっという間にそれは終わり、後は大きなお腹を抱えて帰るだけになってしまった。


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エイリアンテイクオーバーチャレンジ(1)